先日、とある企業の役員最終面接に立会いました。
いつもこの面接では『採用するか』『採用したいか』の判断より、まずは、その方の現状をしっかり把握する為の質問を用意しています。なぜ、今勤めている会社を退職したいのか?
『退職動機』だけではなく、『今の職場での立ち位置』や『社会での立ち位置』もしっかり掘り下げて質問をします。
今の給与は同じ業界・職種の方と比べて高いのか低いのか?同世代と比べて高いのか低いのか?若い方や大手企業や公務員の方等、安定企業になればなるほど把握ができていない方が多いなと感じます。
掘り下げて話を進めると、その方が仕事にどう臨んできたかが分かってきます。組織の中で自分の意志を持って仕事に臨んでいる人は何かを残しているし、現状に甘えている人は何も残っていません。
今回最終面接者は2名いましたが、とても(かなり)良い優秀な人材だと思います。採用するべき人材だと思っていました。明らかに今のメンバーより優秀です笑
ただ、明らかに現在お勤めの会社(上場企業)は将来的に安定していて、給与も高くて(昇給も含めて)、お休みも多くて、拘束時間も短い。
転職する理由ありますか?
企業に勤めていて、嫌な人や嫌な事や不満は必ずあると思います。ただ、新たな職場の良い部分だけが見えて、見えていない悪い部分に入社後に気付かされる事もリスクとして考えられます。それは我々が数時間の面接で見抜けない事があるように、面接者もその会社の全てを知ることは不可能です。
辞めないという選択肢、大事ですね。
辞めたい動機は会社のせい?自分のせい?給与のせい?業界のせい?上司のせい?
では