テナントの申込タイミングを迷っているうちに、他の人に先を越された――そんな経験はありませんか?1階テナントはそもそも数が少なく選択肢がありません。内覧前でも申込書を出す動きの早い競合がいます。本記事では、なぜ「見てから考える」では遅いのか、テナント申込のベストタイミングを事例とともに解説。後悔のない選択をするための考え方を整理します。
🏪事例
何件か店舗を経営されているような経験豊富なオーナーは、資料を提案しただけで申込書を提出してくることも珍しくありません。理由はシンプル。「現地を見る前に、他に取られる」リスクを知っているから。実はこの“初動の早さ”が、良い物件を押さえる最大のポイントになります。

💬 皆さんは、希望に近い物件が目の前に現れたとき、すぐに動ける準備ができていますか?資金準備はできていますか?事業計画書はできていますか?すぐに融資の持ち込みはできますか?
✅ 現地も見ずにまず申込み
先日、4店舗を経営されている事業者の方に募集が出てすぐに物件資料をお渡ししたところ、「現地の場所は知っているから、先に申込書を提出しておいてほしい」と即LINEで返信をいただきました。
現地確認なしでの申込みでしたが、僕としては「やっぱりそう来るよね」という印象でした。
申込の数日後、申込をした同じ物件に8件の申込みが殺到し、結果として、プレゼン形式で採用選考が行われることになりました。
💥 物件は“取り合い”!早い者勝ちの物件は多い
経験のある方は、「迷っている間に他の人に取られる」という状況を実体験として理解しています。
今回の物件は、最終的にプレゼン形式での選考となりましたが、もし「早い者順」の方式だった場合、この事業者が確実に物件を押さえていたでしょう。
📢 現地も見ずに申込をする事を勧めるの?
現地も見ずに申込を勧めるのか?そう思われる方も多いかもしれませんが、申込は無料です。
せこいかもしれませんが、とりあえず押さえてから検討する。それでいいんです。
❓でも、なぜそんなことを勧めるのか?
仲介業者は、重要事項説明を実施して初めて、申込証拠金を預かることができます。つまり、重要事項説明をしていない状態で、手付金や申込証拠金を預かることはできません。
ということは、重要事項説明前に受け取った金銭を「没収する」ことも認められていません。申込だけでは、宅建業法上は手付金の効力はない、そう考えれます。逆にオーナーも断る事が出来ますので、他に良い申込者が現れた場合は断られる事も可能性としてはあり得ます。双方が合意して書面化してるわけではないですからね。
⚠️ ただし
道義上はそうではありません。むやみやたらに物件を押さえる事は僕はしません。原則、契約前提での申込をお願いしています。現地を確認した結果、契約を進めることが出来ない事情があった場合等は仕方ないと思います。
不動産売買ではよくある事ですが、一括で購入代金を持ってきた人が、ローン申し込みをしローン承認前の段階の方よりも優先されますよね。それと同じです。後からきた申込が優先されることもあります。みなさんが不動産オーナであれば、個人事業主とスターバックスならどちらに貸したいですか?
💬 仮押さえは何日有効?
仮押さえの有効期間は物件によります。長期の取り置きはできません。
迷っている間に「他の申込みが先に契約してしまう」ケースがあるため、判断はスピーディに。
📌 大事な事①よくわかってる人は「まず、申込」から動きます
理由はシンプル。「現地を見る前に、他に取られる」リスクを知っているからです。実はこの“初動の早さ”が、良い物件を押さえる最大のポイントになります。
📌 大事な事②準備できていますか?
契約金やリフォーム代や資金繰りの準備は出来ていますか?事業計画書は出来ていますか?申込時点でどうするか悩んでいるのでは、遅いです。
この記事の担当者📷🏃

LINEなら気軽に相談できます
😊どんな事でもどうぞ✉️